前回の続きです。ということで、
デスクトップ環境にKDEを採用しているKubuntuをインストールします。
やることはLubuntuの時と同じなので省略。
問題なくインストール完了したのでさっそく起動。
自分的には見慣れないメニューなスタイルだったので、
若干戸惑いましたが、すぐ慣れました。
欲を言えば、サブメニューがある項目については
マウスオーバーしただけで展開してくれると嬉しかったかも。
クリックが必要なのはちょっとメンドイかな。
タブはマウスオーバーで切り替えてくれるので、
同じように出来そうな気がするんだけど、設定に見つからない?
メニューのスタイルは変更できることに気が付きました。タスクバーの一番左にあるスタートボタンっぽいのを右クリック>「代替を表示」とやると、4つほど表示されるので「アプリケーションメニュー」というのを選んで切り替えます。すると、XP風というかクラシックなスタイルになります。おお、これこれ。個人的には慣れ親しんだ感じになりました(^_^) ちなみにデフォルトのは「アプリケーションランチャー」とかいうやつらしい。
それ以外については、
直感的にやれる感じで特に問題なし。
だいたいの表示が日本語化されてる感じ。
日本語入力もすぐ可能になってました。
ほとんどWindowsと同様な操作感覚。
タスクバーにドラッグすればクイック起動に簡単に登録。
アイコンをドラッグすれば位置も自由に変更可能。
ウインドウをドラッグして画面端まで移動させれば、
1/4や1/2サイズに整列可能。
Windowsのスナップと同じようにやれます。
WebブラウザのURLの所をデスクトップにドラッグすれば、
リンクのショートカットみたいのも作れます。
LXDEの時はそういうのがやれなくてちょっとストレスでした(^_^;)
調べたらウインドウ操作関連の事がこちらにまとめられているのを発見。
大いに参考になりますね。
設定関連が、
「KDEシステム設定」にまとまっているので分かりやすいです。
それにしても項目が豊富でちょっと戸惑ってしまうくらいですね(^_^;)
ちなみに外観の設定が
「グローバルスタイル」
「Plasmaスタイル」
「アプリケーションスタイル」
の3つに別れていて、
グローバルで全体のを、
Plasmaでメニューやタスクバーのスタイルを、
アプリケーションでウインドウのスタイルを、
それぞれ設定できるっぽいようです。
自分はPlasmaとアプリケーションのを「oxygen」にしてみました。
ブラックな感じが何か格好良いです(^_^)
テーマやスタイルは追加でダウンロードできるようになっており、
たくさんありすぎて困ってしまうくらいです(^_^;)
ガラスっぽくできたり、MacやWindows風味に出来たりするようです。
標準アプリとして、
テキストエディターは「Kate」、
ファイルマネージャは「Dolphin」、
ターミナルは「Konsole」となってました。
いずれも初めて使いましたが、
設定とか豊富で高機能な雰囲気。
パーミッションとかもちゃんと表示できます(^_^)
使い込んだわけではないですが、良さげな印象。
全体的にWindowsよりリッチで高機能な感じで、
速度的にも快適で良さげに思えます。
すごいぞKDE!
こんなに良く出来ているとはちょっと感動もの。
いままで食わず嫌いな感じでいてスミマセンでした(^_^;)
だいたい感じがつかめたので、
個人的に設定を調整したりアプリを追加したりしました。
備忘録も兼ねて以下に列挙します。
- 日本語入力を起動(trigger)するキーを変更。
- メニュー>アプリケーション>設定>Fcitx設定
>全般の設定タブ>Trigger Input Method
2つある内の「Ctrl+Space」を「ひらがな/カタカナ」に変更。 - CapsキーをCtrl化。
- LXDEなLubuntuのときはこちらを参考にやりましたが、
Kubuntuでは設定から出来ました(^_^)
メニュー>KDEシステム設定>入力デバイス>キーボード>詳細タブ
オプション設定にチェック入れて、
Caps Lock behavior>Caps Lock is also a Ctrlをチェック! - Windowsとのマルチブートで時刻ずれるのを直す。
- こちらを参照しました。
sudo timedatectl set-local-rtc true
↑これで解決。 - Homeにある日本語フォルダ名を英語化。
- ターミナル入力時にメンドイことになるので英文字にします。
Lubuntuの時と同じように、
LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update
とやったんだけど、無いとか言われる・・・なんでや。
調べてみたら、こちらを発見。
KDEではコマンドが違うようです。
LANG=C xdg-user-dirs-update --force
とやればOK!
さらに先頭の大文字を小文字にしたくなるけど、まぁいいか。 - 必要なさそうなサービスを止める。
- メニュー>KDEシステム設定>起動と終了
>Background Services
「起動時に開始するサービス」一覧から
とりあえず使わなそうなやつのチェックを外す。 - Chromiumブラウザをインストール。
- デフォルトでFirefoxが入ってますが、
Google Chrome ブラウザに慣れているので、
それと同等なChromiumを追加。
メニュー>Discover
検索ボックスに入力すると出てくるのでインストール。 - 掃除アプリなBleachBitをインストール。
- Chromiumと同様に検索すれば出てきます。
2件ヒットするけど「(as root)」の方をインストールすれば、
自動で両方ともインストールされます。
初回起動時に設定ダイアログが出ますので、
rootの付かない方は「関係ないクリーナを隠す」のチェックを外します。
そうすると、FirefoxとかChromiumとかの項目が出ているので、
必要な項目をチェックするとキャッシュとかを削除できるようになります。 - テキストエディタFeatherPadをインストール。
- デフォルトでKateが入っているので、
本来は追加する必要はないのですが、
sudo kate
すると、
なぜかセキュリティ上の脆弱性とかになって動かない(^_^;)
スーパーユーザ状態で編集したいファイルとか
あったりするかもなので、追加で入れました。
選択肢はいろいろあるのですが、
QtベースなKDEなので、やはりQtなFeatherPadが良いかなと。
これもDiscoverの検索で見つかります。
あとで気づいたのですが、nanoがデフォルトで入ってました。
FeatherPadを入れる必要はなかったかも(^_^;) - 背景画像の変更。
- デスクトップのは、
デスクトップを右クリック>デスクトップ設定。
ロック画面のは、
メニュー>KDEシステム設定>ワークスペースの挙動>スクリーンロック
>外観タブ。
ログイン画面のは、
メニュー>KDEシステム設定>起動と終了
>ログイン画面(SDDM)の「背景」の所。
さらに、OS選択なブート画面のを変えたかったので、
こちらを参考に Grub Customizer をインストールします。
デフォルトのレポジトリには含まれていないそうなので、
ターミナルから以下のようにやります。sudo add-apt-repository ppa:danielrichter2007/grub-customizer sudo apt-get update sudo apt-get install grub-customizer
メニュー>アプリケーション>システム>Grub Customizer
で起動したら、「外観」タブで背景画像を変更できます。
変更したら「Save」するのを忘れずに!
Ubuntuの派生版は他にも、
GNOME、Xfce、Cinnamonとかあるようですが、
もうKubuntuで満足な感じです。
他のは試さなくていいや(^_^;)
なんか思ってた以上に出来が良い感じなので、
メインマシンである Ryzen 3600 + NVMe SSD な自作機にも
Kubuntuを入れてしまいました。
NVMeなパーティションをリサイズして空きを作りインスール。
起動がスゲー早くて快適な感じになりました!
これで3Dゲームとかも動いたりすれば、
Windowsとか要らなくなるかも?(^_^;)
ちょっとTips的なのを追加。
メニューからアプリをタスクバーにドラッグすると、ピン留めされてクイック起動に便利だったりします。ただ、そのアプリを起動してタスクバー上でアクティブになると、ピン留めしたアイコンが消えてしまいます!? アクテイブなアプリを終了すると、ピン留めのアイコンが再び現れます(^_^;) う~ん、なんだこれっていう感じが否めないですね。そのため、同じアプリを複数起動したいのに、ピン留めしたはずのアイコンがないので困ったことになります。どうにかできないないものか調べてみたところ、こちらを発見。ピン留めではなくパネルに追加すれば解決するとのこと。メニューからアプリを右クリックして、「パネル(ウィジェット)に追加」というのを選びます。そうするとタスクパーにアイコンが追加されます。しかし、ピン留めしたアイコンはドラッグで左右に移動できるのに、パネルに追加の場合はそれができないようです。うむぅ、見た目は同じアイコンなのに、なんで出来ないんやと思いましたが、幸いそれをやれる方法を見つけました。タスクパーを右クリックして「Editパネル」を選ぶと、編集状態になるので、そこでドラッグすると位置を変更できます。やれやれ。素直にピン留めされたままで良かったのでは・・・と、個人的には疑問を感じる作りですが、そういう仕様なので仕方ありませんね(^_^;)