暗号化されたデータを暗号化されたままで計算できる
「秘密計算」ってのがあるようなのですが、
その一種である完全準同型暗号に対応したってのが世界初だそうです。
こちらの記事を引用します。
Googleは世界初となる「完全準同型暗号」(Fully Homomorphic Encryption:FHE)用の汎用トランスパイラーをオープンソースで提供すると発表した。開発者は、個人を特定できる情報にアクセスすることなく、暗号化されたデータ上で計算を行うことができるようになる。
準同型暗号を用いた秘密計算についてはこちらに解説があります。
トラスパイラってのは、
「B」というプログラム言語のソースコードを、
「A」というプログラム言語のソースコードへ変換する
一種のコンパイラのようなもののことです。
例えば TypeScript ➔ JavaScript のような感じ。
元になった言語の問題点や扱いにくさとかを意識することなく、
より進んだ機能とかを持つ言語としてプログラミングできるって感じかな?
そして既存言語で培われたエコシステムが使えるという利便性が期待できます。
んで、Googleが作ったのが、
C++ を暗号化された入力で動作する FHE-C++ に変換する
トランスパイラってことのようです。
正直よく分かっていませんが、
個人情報の漏洩とかを心配することなく、
外部に分析を委託できたりするようになる技術って感じっぽい。