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Windowsをアップグレード 10 → 11

2022年9月30日 つぶやき

 こちらの記事によると、
「2022年10月5日以降はWindows11へのアップグレードが有料化される可能性もある」と、マイクロソフトが公式FAQで示唆しているそうです。

 なんですと~(゚д゚)!

 こちらを参照してみた所、
以下のようになっており、先の記事にあるような日時に関する記述は見当たりませんでした。書き換わったのでしょうか?

・早くアップグレードした方がいい?
いずれ Windows 11 になることは確実ですが、業務への支障や未知の不具合がないとは言いきれませんので、十分に検討してからアップグレードしましょう。また、アップグレードしても 10 日間は元に戻せるので、まずアップグレードしてから検証してみるのもいいでしょう。なお、対象となるシステムへの無料アップグレードに特定の終了日は設けておりませんが、いずれ終了する可能性はございますので、早めにアップグレードすることをお勧めします。

 ただ、
以下のように日時について書いてある所もあり、確かに気になる感じです。

・無料でアップグレードできる期間はいつまで?
対象となるシステムに対する無料アップグレードに特定の終了日は設けていません。しかし、Microsoft は無料アップグレードに対するサポートをいずれ終了する権利を留保します。この終了日が 2022 年 10 月 5 日より前になることはありません。

 あくまで可能性であり、
すぐには有料化されることは無いとは思うのですが、どうにも気になるので急遽アップグレードしてしまうことにしました。特に困ることも無かったので、このままWin10をしばらく使い続けるつもりだったのですが・・・(^_^;)

Windows 11 対応チェック

 ところで、
Win11へのアップグレードに関して、自分のPCはハードウェア的な要件は満たしているのですが、一部ダメな所があります。Win11に対応しているかどうかをチェックしてくれるソフトウェアである「WhyNotWin11」の結果は以下の通り。

WhyNotWin11の結果その1

 要するに、
UEFIなセキュアブートになっていないため要件を満たしていないわけです。セキュアブートについてはBIOSで設定を変更するだけなのですが、問題はドライブのパーティション形式が GPT ではなく MBR なこと(^_^;)

 さいわい、
mbr2gpt というコマンドを使うと MBR を GPT に変換することができます。こちらに書いてあるように手順を踏めば良いのですが、自分の環境では検証が失敗してしまいます・・・。結果のエラーログ windows\setuperr.log によると、

ValidateLayout: Cannot map MBR partition type 131. Please supply custom mapping through the command line.
ValidateLayout: Too many MBR partitions found, no room to create EFI system partition. 

 「Windows的に預かり知らぬパーティションタイプ131がある。既存パーティション数が多いのでEFIなシステムパーティションが作れない」というエラーになってしまっています。

 パーティションタイプ131というのは、こちらにあるように16進数で83hなのでLiunxということになります。要するに Windows と Kubuntu をデュアルブートしていることが原因です。Windows と Kubuntu でそれぞれパーティションを1つずつ使うので、基本的には2つで済むはずなのですが、実際は Windows がシステムと回復の2つのパーティションをさらに作ってしまうので合計4つ。したがって MBR で作れる基本パーティション数の最大数に達してしまっています。

 なので、
自分のPCの場合、GPT に変換するためには Kubuntu を一旦削除しなければいけないことになります。さらに、ブートローダが GRUB になってしまっているので、これを Windows のブートローダに戻さないといけません。先日、Kubuntu を 20.04LTS から 22.04LTS にアップグレードしたばかりですが、致し方ありません。やれやれ。

Win11にアップグレードするための準備

 ということで、
Win11へアップグレードするための準備の流れとしては以下のようになりそうです。

  1. Windowsのブートローダを復活させる(GRUBを削除して書き換える)
  2. NTFSやFAT以外があるとうまくないようなので、Kubuntuをパーティションごと削除
  3. mbr2gptでGPTに変換(できるようになるはず)
  4. BIOS設定でUEFIなセキュアブート(CSM無効)に変える
  5. Win11のインストール要件を満たす(はず)

Windowsのブートローダを復活させる(GRUBを削除)

 始めに、
ブートローダであるGRUBを削除して、Windowsのブートローダを復活させます。Kubuntuなパーティションを先に削除してしまうとGRUBが正しく起動しなくなるはずなので、まずはこの作業を行います。

 こちらを参考に作業を進めます。
UEFIなセキュアブートとレガシーなブートの場合で異なるようなので注意しておきます。自分の場合はレガシーブートなので後者のやり方になります。

 bootrec コマンドで行うわけですが、
稼働中のWindows上で実行することはできないので、そのための環境を起動させてから行うことになります。何通りかやり方があるようです。「システム修復ディスク」または「回復ドライブ」、あるいは Windows10 のインストールISOイメージから起動し、「トラブルシューティング」から「コマンドプロンプト」を起動し、bootrec コマンドで行えば良さそうです。「システム修復ディスク」はCD-RやDVD-Rに焼くことになるので少々めんどい。「回復ドライブ」はUSBメモリに作れるので、これが良さそうなのですが、試しにやったみたら作成に時間を要する感じ。20~30分くらい? 時間が掛かる感じなので、Win10のISOイメージからUSBメモリを作った方が手っ取り早そうです。

 ということで、
ISOイメージをダウンロードし、Rufusを使ってUSBドライブを作りました。当然ながら、この段階ではまだUEFIなセキュアブートになっていないので、パーティション構成は MBR、ターゲットシステムは BIOS 指定で作ります。

 USBメモリから起動後、
「今すぐインストール」の画面で、左下の「コンピューターを修復する」をクリック。トラブルシューティング」から「コマンドプロンプト」を起動します。で、以下のコマンドを入力。

> bootrec /fixmbr
> bootrec /fixboot

 bootrec /fixmbr は問題なく成功しましたが、bootrec /fixboot は「アクセスが拒否されました」とかになってしまいました。うむぅ、どうしたら良いのでしょうか?・・・ともかくも再起動してみることにしました。

 そうしたら、
Windowsのブートローダが復活! 無事に再起動しました。よく分かりませんが、/fixmbr だけでうまく行ったようです。

Kubuntuをパーティションごと削除

 次に、
Kubuntuの入っているパーティションを削除します。必要なファイルとかは予めバックアップしておきます。自分のPCにはパーティション管理ソフトの「MiniTool Partition Wizard 無料版」を以前にインストールしてあったので、これで作業を行いました。探せば他にもやり方はあると思います。具体的には、ファイルシステムが ext4 と表示されているパーティションを見つけて削除を指示し、適用を実行すればOK。

MBRをGPTに変換

 続いて、
パーティション構成をMBRからGPTへ変換します。こちらを参考に作業します。Kubuntuなパーティションを削除したので、これで検証が通るようになるはずです。やってみましょう。

> mbr2gpt /validate /disk:0 /allowFULLOS
MBR2GPT: Attempting to validate disk 0
MBR2GPT: Retrieving layout of disk
MBR2GPT: Validating layout, disk sector size is: 512 bytes
MBR2GPT: Validation completed successfully

 おお、無事に検証が成功しました!
では、いよいよMBRをGPTに変換しましょう。

> mbr2gpt /convert /disk:0 /allowFULLOS

MBR2GPT will now attempt to convert disk 0.
If conversion is successful the disk can only be booted in GPT mode.
These changes cannot be undone!

MBR2GPT: Attempting to convert disk 0
MBR2GPT: Retrieving layout of disk
MBR2GPT: Validating layout, disk sector size is: 512 bytes
MBR2GPT: Trying to shrink the OS partition
MBR2GPT: Creating the EFI system partition
MBR2GPT: Installing the new boot files
MBR2GPT: Performing the layout conversion
MBR2GPT: Migrating default boot entry
MBR2GPT: Adding recovery boot entry
MBR2GPT: Fixing drive letter mapping
MBR2GPT: Conversion completed successfully
Call WinReReapir to repair WinRE
MBR2GPT: Failed to update ReAgent.xml, please try to  manually disable and enable WinRE.
MBR2GPT: Before the new system can boot properly you need to switch the firmware to boot to UEFI mode!

 1分も掛からず終了しました。
アッサリ終わったのでちょっと拍子抜けな感じですが、とにかくも無事に変換が成功しました。
ReAgent.xml の更新に失敗しました、とか出てますがこれは何だろう? WinRE とか言っているので、特に気にする必要はなさそうです。最後のメッセージで、BIOSでUEFIモードに替えろとなっているので次はそれをやります。

BIOS設定でUEFIなセキュアブート(CSM無効)に変える

 それでは、
再起動して F2 や Del キーを押すなどしてBIOS画面に入ります。自分のマザボはASUS製なのでこちらを参考に行いました。メーカーによって画面の項目とか配置とか異なっていると思うので、それぞれどうやれば良いのかを一応確認した方が良いかもしれません。

 さて、
ASUSの場合は、「起動」タブに入り、「CSM」を選んで「無効(Disabled)」に、さらに「セキュアブートメニュー」から「OSタイプ」を「UEFI」にすればOKのようです。

 あとは、
変更した設定を保存して再起動!

Win11のインストール要件を再確認

 無事に再起動しました。
さっそく WhyNotWin11 で確認してましょう。

WhyNotWin11の結果その2

 見事にオールグリーンとなりました(^_^)//””パチパチ

Win11にアップグレードする作業を行う

 さて、
めでたくアップグレード要件を満たしたので、アップグレード作業へ進みたいと思います。「Windows Update」画面に入りましょう。・・・ん!? なぜか要件を満たしていないとか表示されている・・・Σ( ̄ロ ̄lll)

 なんじゃこりゃ?
調べてみた所、こちらを発見。理由はよくわかりませんが、こういう状況なことがあるようです。「Windows Update」画面ではすぐには更新されないのかも? 

 先のページによれば、
こちらにある「Windows 11 インストール アシスタント」をダウンロードして導入すれば良いそうです。

 とにかくやってみます。
参考にした記事によるとそれなりな時間が掛かるということでしたが、自分の場合は、インストールアシスタントを起動してから約20分でインストール100%となりました。そして再起動してログイン画面が出るまでが約5~6分、ログインしてさらに完了するまで約2分ほどでした。思ってたより早い印象です。

アップグレード完了後の調整

 ということで、
無事に Windows 11 へのアップグレードが完了しました。バージョンは 22H2 となっていました。デスクトップで操作できるようになったので、さっそくいじってみます。アイコンのデザインとかフォントとかがちょっと違う感じですが、概ねアップグレード前とそんなに変わっていないような印象。Win11のスタートメニューっぽいのが短時間表示されましたが、すぐに Open Shell が自動で再構成とか出て、以前のようなクラシックなメニューとなりました(^_^;) Open Shell というのはスタートメニューをWinXPやWin7のようなクラシックなスタイルにしてくれるソフトです。公式にはWin11に対応していないそうですが、とりあえずは問題なく動作してくれているようです。昔のメニュースタイルに慣れてしまっているので、Win11独特のスタートメニューよりこっちの方がしっくり来ます(^_^;)

Google日本語入力言語バーをどうにかする

 Google日本語入力言語バーが右下の方に浮いている感じでウザい。最小化ボタンを押しても表示されたまま。どうすれば良いのか調べてみたら、こららを発見。タスクトレイへに入ってくれました(^_^;) というか、初めからトレイに入っていてほしい。

システムフォントをメイリオへ変更

 Win10やWin11のデフォルトのシステムフォントは個人的にイマイチ感があるので、「Windows10 フォントが汚いので一発変更!」を使ってシステムフォントをメイリオへ変更。Win10向けのソフトですがWin11でも使えます。

タスクバーの配置を中央から左揃えにする

 タスクバー上のアイコンが左側に寄って表示されていることに慣れてしまっているので、左揃えへ変えます。タスクバー上で右クリックして「タスクバーの設定>タスクバーの動作>タスクバーの配置>左揃え」で変更すればOK。

 ん?
ここでちょっと変なことに気が付きました。Open Shell のスタートボタンの右クリック(Win + x)が効いてくれない。 設定で、Win + x なメニューが出るようにしてあるのですが、Win11ではうまく動いてくれないようです・・・。仕方ないので Win + x キーで代替、と思ったけど、こちらにあるようにスタートボタンのアイコン画像を避けて隅っこを右クリックすれば行ける!(^_^;)

スタートボタンの左下あたりをクリック

エクスプローラーの行表示の間隔の広さに違和感

 なんか、
エクスプローラーの行表示の間隔が微妙にWiin10の時より開いているのが気になります。どうにも違和感がある。なので、メニューの「表示>コンパクトビュー」にチェックを入れて、以前のように狭い感じに変えました。

なぜか回復パーティションが2つある

 念のため、
管理ツールから「ディスクの管理」を開いてドライブのパーティション状況を確認したら、なぜか回復パーティションが2つある。こちらによると、Windowsをアップグレードすると回復パーティションが新たにつくられることがあるそうです。古い回復パーティションはもう必要ないため削除しても構わないようです。ということで、説明にある手順に従って削除しました。

感想

 そんなわけで、
それなりに手順が多かったので時間を要したように思いますが、どうにか無事にWin11へアップグレードすることができました。Win10の時とほぼ変わらない感じに調整できたので、今のところ、ほとんど遜色ない体感です。それほど変わった感じがしません。Open Shell のメニューを開くと、何故か「Windows10 Home」って表示されてしまうことだけが残念だけど(^_^;)

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